FC2ブログ

ようこそ!


検索フォーム


FC2ブログランキング


最新コメント


最新記事


カレンダー

10 | 2016/11 | 12
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「単刀直入に言いますね。
〇〇(ウチの店名)の顔になっていただけませんか?」

電話でその女性に直球を投げた。


その人B子は、
40代(と思う)のホステスで、
数か月前、仕事が休みの時に
ウチのお客様と一緒に来店した人で、

聞けば、
昼間は契約社員として週5日、同じ会社に4年間勤務しており、
夜は銀座で4年間、今の店で週4日ホステスとして働いていて、
昼も夜も楽しくて、疲れることも全く無いと言う、

はっきりとした目鼻立ちと、どこか大雑把で人の好さが感じられる
魅力的な女性だった。

この様に、他の店に顔を出せば、
必ずそこのママから誘われて来たことだろうと察しがついた。

昼も夜も仕事ができる人であり、誰からも信頼され、
加えてそのお客様は難しい所のあるタイプで、この人に信用されている事も
彼女の実力を物語っているのである。

ひとり言のように、「あぁ、ママを裏切れない・・」などと、私の目を見て言う。
その言葉の意味は充分こちらに通じる。
ウチの店にリサーチに来たものの、やはり今のママの信頼を裏切れない
(辞められない)というほどの意味である。

しかし、最後まできちんと自分の本意を明かさない、
お客様は何にも付け加えないし、打診もない。
こちらの思い過ごしとも取れたのだった。

だが、そういう所を含めて、

短所はちょっと品の無い所で、雇った場合私は一々気になるだろうなと思われ、
お客様を持っていても「ムリ」と・・・私はこれまでの考え方を自然にしていて、

わざとその話題をそらすという事はしなかったが、
お世辞で誘うこともしなかった。

して、
その後は二度、彼女の勤務中に、そのお客様と共に、
ロングドレスにお客様の背広を着て入って来て、
その姿のまましばらく歓談して一緒に戻って行くのを繰り返した。

背広を着たままなど、私の常識ではもってのほかという事になるのだが、

私は今、このB子に頭を下げているのである。



つづく


にほんブログ村 その他日記ブログ 身の回りのできごとへ
にほんブログ村
スポンサーサイト
「ママ・・・とうとう見つけたね・・」
と、帰り際、
そのお客様は微笑んだ。

彼は、その日も一緒だった同僚と二人で
当店を利用してくれる人で、当たり障りのない言動の、
いわゆる誰にでも優しい性格の持ち主だ。

従って、
私の方も当たり障りのない話題で、二十年来のお付き合いを
させてもらっている。

その日、あの若い彼女(以下A)一人に、
Aにとって初めてである彼ら二人の席を任せた。
それは私にとっては珍しい事であったが、
特に心配は無かったのでそうしてみた。

エレベーターを待ちながら、
「今日はこの子に何の心配もなくお二人を任せられた」と語ったときの
答えだった。

とうとう見つけたね・・

これまで内情を事細かに話したことも無いのに、
分かる人には分かるのだと思った。

そんな核心を付いたひと言をAの前で、
このタイミングで返してくれたことは、

店の変革を考えている今の私にとって、
これ以上の後押しの言葉は無かった。



つづく

にほんブログ村 その他日記ブログ 身の回りのできごとへ
にほんブログ村

 | BLOG TOP |  NEXT»»


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。