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過去に
集合住宅に住んで、
その都度「ヘンな隣人」に遭遇したという話を聞いた。

干した布団を神経質に何度もパンパン叩くオバさんは、
少々の雨が降っても布団を叩いていたとか、

廊下で会うと、上の階の足音が響かないかと聞いてくる人は、
自転車も度々パンクされるが、お宅はないかと何度も呼び止められ、
気味が悪くて引っ越した…など。

些細な事と言ってしまう事も出来るが、隣に住むとなるとまた話は別なのだ。

そういえば私も…

そこは木造二階建て、全部で8室の
どこにでもあるようなアパートだった。

隣に越して来た女性は、
友達が多いらしくしょっちゅう人が訪ねて来ていた。

足音やドアを開けた時の様子で分かる。
和気あいあいと会話をして帰って行くだけなので、
特に迷惑ということもない。

しかし、何だろう?といつも思っていた。
その数がとにかく多いのだった。

夏になると窓を開け放しておくことが多くなり、
話も聞こうと思えば聞けるだろうが、興味はないので聞くこともなかった。

大きな笑い声で6畳の部屋(作りはみな同じ)に、
いつも大体5人以上は集まっているのが分かる。

夏の甲子園大会が始まり、隣も私と同じように
時々テレビで試合を見ていたのが分かった。

その日は決勝戦で、彼女は一人だった。
テレビの音だけが聞こえていたが、音量は大きくなっていた。
こちらが音を消しても良いほど(笑)。

接戦だった。

9回裏の最後の攻撃ワンナウトの頃、
彼女が突然「お題目」を唱え始めた。
もの凄い。連呼である・・・どんどん速くなる。

それで、
いつもの人達は宗教の集まりだったと分かったのである。

しかし、辺りをはばからない連呼も空しく、その宗教高校は負けてしまった。
途端に唱えるのを止めて静かになった。

なんだか、現金なものだなと思った。




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同じアパートの
もう一方の隣に、私より若い女性が
越して来たことがあった。

その日の、
引っ越し作業が終わった頃、
ご挨拶にとノックするのでドアを開けた。

お互いによろしくお願いしますと言い合うと直ぐに、
掃除機を貸してくれませんかと言うので、

ちょっとびっくりしたが、
あっ良いですよと掃除機を取りに戻り、差し出す。

後で冷静になって考えてみれば、
返しに来た時、あっちのゴミも一緒に受け取るんだなと思う…

その人はふっくらした体形で、その上に寒がりなのか
もこもこと着込んでいて、頬っぺたが赤く、もじもじと話すので、
ほっとけない雰囲気を漂わせていた。

数分もしない内にドアをノックする音がする。

あれ?なんだろう(ドアの横が厚い彫りガラスになっていて彼女と分かる)
と思って開けると、

「コーヒー、一緒に飲みませんか」と言うので、
ああ、招待してくれようとしているのか…私に掃除機を貸してもらい、
気が引けて?、、感謝の気持ちからそう言うのだろうから、

受けてやらなきゃいかんなと思って、「あ、そう?ありがとう」などと答える。
そのまま戻ってしまったので、どうしたもんかと立ったまま行ったり来たり
していた。私の方から尋ねるべきか?いや、待っていれば「どうぞ」とか何とか
言いに来るだろう…と、

またノックをする。「はーい」と開ける。

彼女は、
「ポット・インスタントコーヒーの瓶・クリープの瓶・コーヒーカップ&ソーサー二組」
を乗せたお盆を、ぎこちなくカタカタさせ、落とさない様に集中して抱え、
当然の様に部屋に入って来た。

えっ?そーゆーこと?

あっけに取られたものの、
考えてみれば、
引っ越し作業が終わったばかりの片付かない部屋の、
掃除機をかける前の埃っぽい狭い部屋でコーヒーは…無いナ。

思い直して、「どうぞ」と部屋に招き入れた。

ヘンな感じでコタツに向き合う。

彼女は狭い部屋を遠慮なしに見回し、
ちょうどクリーニングに出したばかりのビニールの掛かった
ワンピースが箪笥の側面に掛けてあるのを見つけて、

「ステキですねー」と言いながら
インスタントコーヒーをすすった。

そのお盆はホコリでうっすら白く…
私はとても美味しくコーヒーを飲む気になれなかったが、、

きっと田舎から出て来たばかりで不安なのと、
親から隣の人とは仲良くしなくてはいけないなどと言われて、
必死のもてなしを、ヒトんちで精一杯行っているんだと、

思うことにした。

踏み込んだ話はしなかった。そんなことをしたら
この先もちょいちょいやって来そうだったから。

彼女は掃除機をその日に返しに来て以来、
しつこくやって来ることはなかった。

が、
癖なのか病気なのか、
喉の奥にエヘン何とかが詰まった時に鳴らす音を、
ちょっと苦しそうに、しかし高らかに間断なく繰り返すのだった。

留守の時と寝てる時以外ずっと…




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