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短大の2年間、向島の料亭でアルバイトをしていたと言う琴子、26才。

当時の写真を見せてもらうと、色鮮やかな豪華な振袖を着て、真っ白な化粧をして

神妙に太鼓を叩いている姿が写っている。

一緒にバイトに引き込んだ友達も同じように写っていた。


この年齢の彼らは半玉(はんぎょく)と呼ばれ、

その後一人前の芸鼓となるのである。

京都では舞妓と呼ばれる。


聞けば、衣装はお姉さん達が貸してくれるのだと言う。

このような衣装は普段は着なくて、特別なお座敷だけだそう。


「どうしてまた半玉のアルバイトを?」と聞いたら、

「アイジンに興味がありまして。」とサラッと答える。

「あいじん?アイジン・・・愛人?」と目をむく私。


「でも、全然そんな話はなかったんですー。」


「がっかりですよねー。」(って知らんがな)


どこかで仕入れた情報を頼りに、興味津々でその世界に足を踏み入れた琴子。

しかし一人では心細いので、大人しい友達を巻き込んだのだった。


琴子は笑顔を絶やさない明るい印象の女性だ。

本人はエラが張っているのを気にしている。

いつか整形したいと言うので、

「止めときなさい。他も直したくなって跡形無くなってしまうから。」

と言うと、一応納得の笑顔を見せていた。


ある日、琴子は結婚相談所に入会した。早く結婚したいといつも言っていたのだが

中々機会に恵まれず、このままではいけないと行動に移した模様。


「あの友達も一緒なの?」とちょっと意地悪く聞くと、

「ちがいますよ~。」と笑う。

「ホホ冗談よー。」と言ったら、

「ほかのともだちですよ~。」と答えが返って来た。(・・・。)


「それで、相手が出来たんですー。」

「良かったわね~。入って直ぐなのに、もう?」

「そうなんですけどぉ、、」

続けて言う。

「困ってしまって、、二人出来たんですー。」

そういう時のルールはどうなっているのかと聞いたら、

「ルール?、、知りません。」


後日、

結婚相談所で確かめて来たと、琴子から笑顔で報告があったのだが。。


つづく

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早速琴子は結婚相談所に確認した。

それによると、

二人とお付き合いを始めるのは構わない。

だが、二人にはそのように真実をありのままに伝えなければならない。

一人ずつお付き合いしたければそれでも良いが、一方が離れてしまっても

文句は言えない。

ということであった。


「決めました。」

「二人とも付き合ってみます。」

そう、それがいいわねと、満足感に浸りながら私達は笑った。


実は、琴子は私に言わなかった事があったのだったが、

この時はまだ、そんな事があろうなど知る由もなかった。


しばらくして、

琴子は一人の男性と映画を見に行った。順調なお付き合いの始まりだ。

予約したレストランで食事した後、彼から意外な事実が告げられたと言う。


自分はもう一人気になった人がいる。

だからそちらとも付き合うが、構わないだろうかと聞かれたと言うのだ。

「貴女と同じじゃない?」驚く私。


琴子は浮かない表情で言う。

「それはないですよねー。」 (ナンデ?)

自分は良いが、相手が同じ事をしたら許せないらしいのだった。


「もう一人の方は?」

「それがですねぇ…」

言いにくそうに琴子は意外な事実を打ち明けるのであった。


つづく


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